隔週開発アップデート – 2024/9/25

概要：

ユーザーの皆様へ。

最新の隔週開発アップデートをお届けします。 今回もDannyとAlexがテスト、最適化、スマートコントラクトの監査などに向けて取り組んだ内容を詳しくご紹介します。

要約：

過去2週間にわたり、ダニーはテストネットのためのフロントエンドとポイントシステムの準備、管理機能の改善、監査に向けたコードの準備に取り組みました。一方、アレックスはリキッドクラウドローンとリキッドステーキングV2コントラクトのテストと最適化に集中し、ガス効率の向上とクロスネットワーク動作の円滑化を目指しました。

スマートコントラクトの進捗状況

テストネット準備とコードの精査 – ダニー：

前半はプラットフォームをテストネットに向けて準備することを主な目標とし、フロントエンド機能のデバッグやポイントシステムのインフラ更新を行いました。新しいコントラクトのゲッターにはいくつかの調整が加えられ、欠けていたパラメータの追加やいくつかの機能の動作調整が行われました。これにより、コントラクトとフロントエンド間のデータの流れがスムーズになりユーザーエクスペリエンス向上が見込めます。

インフラ面ではポイントシステムに新たなセキュリティ機能を追加し、証明書の更新やクロスオリジンポリシーの導入により、外部とのやり取りがより堅牢で安全になりました。さらに、モックのプール報酬を生成し、流動性のミントとバーンを行うためのヘルパーコントラクトを作成することでより包括的なテストシナリオが実現可能になりました。

後半はコードの監査準備にシフトし、すべての管理機能を徹底的にレビューしてシステムの適切な制御が行えることを確認しました。また、メインネットで不要なテストネット専用機能を削除しました。Natspecコメントをすべてのコントラクトに追加し監査時のコードの理解とドキュメント作成を容易にしました。テストスクリプトをリファクタリングし、テストネット用スクリプトとメインネットコードを分離してテストプロセスを効率化しました。

リキッドクラウドローンとリキッドステーキングV2 – アレックス：

前半はリキッドクラウドローンのテストに注力し、クラウドローン期間をリセットしてシステムが円滑に動作することを確認しました。ユーザーインターフェースと機能テストのために新しいクラウドローンを立ち上げ、参加者がシステムと問題なくやり取りできることを確認しました。週の後半にはリキッドステーキングV2に注力し、CCIP（クロスチェーン・インターロペラビリティ・プロトコル）呼び出し用のデータパッケージ方法を改善する機会を見つけました。この変更によりコードがより読みやすくなり、ガスコストも削減され、システムがより効率的になりました。

後半はリキッドステーキングV2のステークおよびアンステークロジックをAstarおよびSoneiumネットワーク向けに最適化しました。最もリソースを消費する機能でしたがユーザーはステーキングやアンステーキング時に低コストの取引ができるようになりました。これらのコントラクトのテストはまだ進行中で、さらに改善の余地を探っています。また、リキッドステーキング参加者の月次ステーキングデータを収集し、ユーザー活動やコントラクトのパフォーマンスに関する貴重なインサイトを提供しました。

まとめ：

この2週間もAlgemプラットフォームの開発に大きな進展が見られました。ダニーによるテストネット準備、管理機能の見直し、コードリファクタリングの作業は監査の成功に向けた基盤を整え、アレックスによるリキッドクラウドローンとリキッドステーキングV2の最適化はクロスネットワーク機能とガス効率を向上させました。

今後も開発状況の進捗に合わせ更なるアップデートをお知らせしていきます。

皆様の継続的なサポートに感謝しています。

アルジェムについて

アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。

リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。

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