概要:
ユーザーの皆様へ。
最新の隔週開発アップデートをお届けします。 DannyとAlexの両開発者がそれぞれの領域で進展を見せており、リキッドファーミングおよびリキッドステーキングのパフォーマンスとセキュリティの向上に注力してきました。今回も詳細を皆さんと共有致します。
要約:
過去2週間にわたり、ダニーはリキッドファーミングのフロントエンドパフォーマンス向上に取り組み、データ取得の最適化やMinatoテストネットへのコントラクト展開を行い、さまざまなシナリオをシミュレーションしました。一方、アレックスはクロスチェーンクラウドローンのロジックをテストし、リキッドステーキングV2のCCIP機能を実装し、ステーキングトランザクションのセキュリティ分析を行いました。
スマートコントラクトの進捗状況
リキッドファーミング・フロントエンド担当 – ダニー:
前半はアルジェムプラットフォームのスマートコントラクトとフロントエンド間のインターフェースの改善に取り組みました。以前はコントラクトからデータをロードする際に多数の呼び出しが必要で、それが遅延や読み込み時間の長さを引き起こしていました。これを1ページあたり2〜3回の呼び出しに簡素化することでプラットフォームの応答性を大幅に向上させました。この変更により、ユーザーは日々のALGM報酬やAPRレートなどの情報により速くアクセスできるようになりました。更新は迅速な参照用に丁寧に文書化され、プラットフォームの効率性と使いやすさを向上させるものです。
さらにポイントシステム用のRESTサーバーの改良にも取り組みました。ファイアウォール設定の構成や外部環境からサーバーへのアクセスの確保が含まれており、ユーザーのオフチェーンポイントを安全に管理しやすくしています。
後半の主な焦点はMinatoテストネット展開に移りました。リキッドファーミングコントラクトとUniswapV3コントラクトのモックバージョンを展開し、専用の流動性プールを作成しました。清算やリバランスなどのさまざまなコントラクトシナリオをより制御された環境でテストできるようになり、外部dAppsに依存せずに複雑な動作やエッジケースをシミュレートすることが可能となりました。メインネット運用に向けた精度の高い準備が可能になりました。
リキッドdAppsステーキング・リキッドクラウドローン担当 – アレックス:
前半はリキッドクラウドローンコントラクトの大規模なテストを実施しました。主な焦点は、ステークされた$ASTRを$aASTRに変換するロジックの検証と、安定性に不可欠なオフチェーンプロセスがシームレスに機能することの確認にありました。また、今後コントラクトに統合されるChainLinkのクロスチェーン相互運用プロトコル(CCIP)のテストも行いました。
後半はCCIP機能をリキッドステーキングV2および$xnASTRコントラクトを実装する段階に進みました。リキッドステーキングがLayer 2ネットワークで動作できるようになり、アルジェムのステーキング機能が拡張されます。開発フェーズが完了し、今後はシステムが実際の環境でスムーズに稼働するよう徹底的なテストと最適化に取り組みます。
さらに最近のリキッドステーキングに関連するトランザクションの包括的なセキュリティ分析も実施しました。この監査はステーキングプロセスに潜在的な脆弱性がないかを特定し対処するために不可欠であり、クロスチェーン機能を拡張する際にユーザー資金を安全に保つための重要なステップです。
まとめ:
過去2週間にわたり、開発チームはリキッドファーミングとリキッドステーキングの両面で大きな進展を遂げました。ダニーによるフロントエンドの最適化とMinatoテストネットへのコントラクト展開の取り組みは、ユーザーエクスペリエンスとファーミングオペレーションの堅牢性を向上させるでしょう。また、アレックスによるクロスチェーン機能のテストは、セキュリティを最優先事項に据えつつ、今後のリキッドステーキング実装に向けた堅固な基盤を築くでしょう。
今後も開発状況の進捗に合わせ更なるアップデートをお知らせしていきます。
皆様の継続的なサポートに感謝しています。
アルジェムについて
アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。
リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。
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