概要:
ユーザーの皆様へ。
最新の隔週開発アップデートをお届けします。今回も最新の更新情報や改善点をお伝えいたします。ダニーとアレックスによるリキッドファーミングとリキッドステーキング開発状況の進捗と詳細を見ていきましょう。
要約:
過去2週間にわたり、ダニーは新たなVaultロジックのテストと改良に集中し、スワップに関連するセキュアなポイントシステムのREST APIを開発しました。Alexはリキッドステーキングにおけるオムニチェーン機能の統合、クロスネットワークステーキング用のCCIP技術の実装、内部の自動化プロセスの改善に力を注ぎました。
スマートコントラクトの進捗状況
リキッドファーミング担当 – ダニー:
前半は主に最新のVaultロジックへの更新が安全且つエラーを起こさないよう開発を進めました。これらの更新には直接的な流動性プールアクセスやリバランスメカニクスの強化が含まれており、すべての段階でバランスが正確であることを確認するための徹底的なテストが必要でした。最も難しい点の1つは、UniswapV3プールとSwapRouterがデータを扱う方法の違い、特にuint256値と符号付き整数の不一致でした。この違いにより、スワップ中のオーバーフロー問題を回避するための追加の処理が必要でしたがDannyはこれをうまく実装しました。
後半は実装後のVaultをテストしコントラクトが機能することを確認しました。またオフチェーン操作に不可欠なポイントシステムのセキュアなREST APIを開発しました。このAPIは、データベースに直接アクセス不要な安全なデータアクセスを可能にし、効率的なポイントシステム管理を可能にします。フロントエンドテストと合わせユーザーエクスペリエンス向上実現に着実に取り組んでいます。
リキッドdAppsステーキング・リキッドクラウドローン担当 – アレックス:
前半はリキッドステーキングV2コントラクトにオムニチェーン機能を統合する作業に取り組みました。複数のネットワーク間でステーキングを可能にするためLayerZeroエンドポイントとの相互作用のためのロジックを追加しテストを行いました。また、Astarのアーキテクチャに関する重要な情報を収集し、Chainlink CCIP(クロスチェーン相互運用プロトコル)技術をシステムに組み込むための調査を開始しました。
後半はCCIP統合の作業を続け、2つの異なるテストネットワークでコントラクトを作成しテストしました。これらのコントラクトは異なるネットワーク間でのトークンの転送や呼び出しを可能にするもので、将来のクロスネットワークステーキングに不可欠です。更に内部の自動化プロセスの安定性を向上させることにも注力し、ネットワーク機能の拡張に伴ってシステムが堅牢で信頼性の高い状態を維持できるようにしました。
まとめ:
この2週間はAlgemプラットフォームの主要コンポーネントを実装するために入念な準備を行っていました。DannyのVaultロジックの改良とテストにより快適なユーザーエクスペリエンスを確保する一方で、Alexのオムニチェーン機能とCCIP技術の統合に向けた作業がインターオペラビリティ実装への基盤を築いています。
今後も開発状況の進捗に合わせ更なるアップデートをお知らせしていきます。
皆様の継続的なサポートに感謝しています。
アルジェムについて
アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。
リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。
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