隔週開発アップデート – 2024/11/20

概要：

ユーザーの皆様へ。

最新の隔週開発アップデートをお届けします。 この2週間は主要機能の使い易さ、効率化、クロスチェーン対応への向上に取り組んできました。早速ダニーとアレックスの取り組みを見ていきましょう。

要約：

ダニーはプロジェクトスクリプトの再構成、ドキュメントの改善、未使用のコントラクト機能の削減に注力し、運用を効率化しました。

アレックスはERC20互換のLiquid Staking V2の改良、新しいCCT（Chainlink Cross-Chain Token）標準を用いたクロスチェーン機能の強化、そしてLiquid Stakingユーザー向けの月次バランス統計の収集に取り組みました。

プロジェクト構成とドキュメントの更新 – ダニー

第1週目の成果

プロジェクトのスクリプトフォルダを再構成し、メインソースコードの構造により合致させました。これにより、各dApp固有のスクリプトが別々のフォルダに保存、整理されナビゲートが簡単になりました。さらに、全アドレスと主要なパラメータを一元化した「単一の信頼できる情報源」を導入し、一貫性を向上させ、エラーの可能性を削減しました。

また、トランザクションをブロードキャストする前にユーザーが重要なパラメータを調整できるよう、プロンプトを提供する機能を追加しました。これにより、柔軟性と安全性が向上しました。

第2週目の成果

ドキュメントとコントラクトの最適化に集中しました。プロジェクトの複雑性が増す中、既存のドキュメントをレビュー・更新し、ユーザーや開発者がAlgemをより簡単に理解できるようにしました。制限事項や特殊な使用ケースを説明する新しいメモを追加しました。

ドキュメントの更新中に、複数の未使用のコントラクト機能が特定され、それらを削除することで、サイズと複雑性を削減しました。これらの機能は、将来必要に応じて再導入可能なアップグレード可能なコントラクト設計のおかげで、安心して削除されました。

クロスチェーンの進展とLiquid Stakingの改良 – アレックス

第1週目の成果

MinatoテストネットでERC20トークンに対応するようLiquid Staking V2の設定を行いました。また、より現実的な報酬分配を提供するようMock dApp Stakingコントラクトを再設定し、テストプロセスの精度を高め、実世界の条件に近づけました。

第2週目の成果

Liquid Staking V2のクロスチェーン機能を大幅に強化しました。新しいCCT標準を採用し、Chainlinkの最新クロスチェーン技術との互換性を確保しました。

xnASTRトークンをCCT標準に準拠させ、MinatoおよびSepoliaテストネットにデプロイ。

CCT操作用にトークンプールを構成。

Liquid Staking V2コントラクトを更新しSepoliaで再デプロイ。

さらに、月次のユーザーバランス統計を収集し、ステーキングのトレンドやパフォーマンスに関する貴重な洞察を提供しました。

まとめ：

この2週間はAlgemの内部構成の改善、使いやすさの向上、そしてクロスチェーン機能の強化に注力しました。ダニーのプロジェクト構造とドキュメントの改善は、開発者とユーザーにとってスムーズな体験を保証し、アレックスのLiquid Staking V2およびCCT標準の採用における進展は、クロスチェーン連携における大きな一歩を示しています。

今後も開発状況の進捗に合わせ更なるアップデートをお知らせしていきます。

皆様の継続的なサポートに感謝しています。

アルジェムについて

アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。

リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。

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