隔週開発アップデート – 2024/10/24

概要：

ユーザーの皆様へ。

最新の隔週開発アップデートをお届けします。 引き続きプラットフォームの機能・UX改善に向けチーム一丸となって開発に取り組んでいます。今回もDannyとAlexが新機能追加、既存システムの最適化、テストなどに取り組んだ内容を詳しくご紹介します。

要約：

この2週間でダニーはSonusをプラットフォームに統合し流動性マイニング機能を改良し、UniswapやPancakeSwapのような異なるdAppsに対応できるようにプロジェクトを再構築しました。　アレックスはリキッドステーキングV2のテスト、dAppステーキング内で停止したトークン問題への取り組み、さらにクロスチェーン転送のセキュリティを強化しました。

スマートコントラクトの進捗状況

プロジェクトの改善とSonus統合 – ダニー：

前半はSonus Financeのプラットフォームへの統合に注力しました。Algemには集中型流動性を提供できるVaultが既にありましたが、Sonusの統合には流動性マイニングのための追加の手順が必要でした。このプロセスでは、V3Callerコントラクトの更新とVaultへの新たなロジックの追加が含まれ、流動性マイニングが既存の機能とシームレスに連携するようにしました。これにより、ユーザーは新しい流動性マイニング機能の恩恵を受けつつ、Vaultの柔軟性と機能性を維持できます。

後半はUniswapやPancakeSwapなどのdApps間の微妙な違いに対処するため、プロジェクト全体の構造を簡素化することに集中しました。これらの違いには、関数名、特定の機能に対する追加の手順、またはパラメータの処理方法が含まれる可能性があります。これらの課題に対処するため、ダニーは各dApp専用のディレクトリを作成し、それぞれの微妙な違いが相互に干渉しないようにプロジェクトを再編成しました。また、任意のdAppで利用可能なトークンペアを簡単にテストできるように、Vaultの初期化パラメータを素早く変更できる新しいテストシステムも開発しました。

リキッドステーキングV2のテストとトークン引き出し – アレックス：

前半はテストネット上でリキッドステーキングV2の機能テストに費やしました。良いニュースは、コントラクトのコア機能が問題なく動作したことです。それに加え、dAppステーキングシステム内で停止したトークンの分析も行いました。これらのトークンは、新しいバージョンへの移行中に停止してしまったものであり、アレックスは詳細な計算を行い状況を把握しました。翌週にはコントラクトを更新し、これらのトークンのロック解除後に元の所有者へ返還する予定です。

後半はリキッドステーキングV2のコントラクトをさらに改良し、公正で正確なステーキング報酬を維持するためにバランス比率が正確であることを確認しました。クロスチェーンのCCIP転送のセキュリティを強化し、プラットフォームがこれらの複雑な操作をより安全に処理できるようにしました。リキッドステーキング残高に関する月次統計がまとめられ、システムのパフォーマンスに関する貴重な洞察が得られました。

まとめ：

この2週間はAlgemプラットフォーム全体で新機能の統合と既存機能の改良が順調に進展しました。ダニーのSonusの統合とdApp互換性のためのプロジェクト再構築による運用の円滑化によって今後のテストも容易になります。アレックスのリキッドステーキングV2テストと停止トークンの問題解決により、ユーザー資産が保護され、ステーキングプロセスが最適化されました。

今後も開発状況の進捗に合わせ更なるアップデートをお知らせしていきます。

皆様の継続的なサポートに感謝しています。

アルジェムについて

アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。

リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。

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