要旨:
今回はアルジェムの開発に関して大きな変化と改善が実施されました。最新の開発状況をできるだけ分かり易く解説していきます。
スマートコントラクトの開発状況
リキッドファーミング – Danny:
前半は前回から引き続き改善提案に沿ったリキッドレンディングコードの見直しを行いました。主な成果は報酬配布システムの改修であり、UXへの影響を最小限に抑えつつ流動性周りの改善に成功しました。またVaultの有効期限の管理方法を見直し全てのVaultsの扱い方を統一、$lASTRと$ASTRの比率はLPトークンの値段によって決定します。今回の改善によりVaultsの利用期限が終了した際全てのLPトークンが流動性プールへ償却され過度な価格変化が起きないようになりました。
後半は新たな機能追加等はありませんでしたがV2に関するコントラクトのデプロイに成功しました。現在はテスト環境の改善とコードベースの最適化が主な課題です。Hardhatプラグインの革新的な機能によりアスターネットワークのフォークを簡易に作成できるようになったことで、コントラクトのテストが容易になりました。エラーの修正、入力検査、イベント生成、初期化など開発者が扱いやすいコードベースを作成しています。
リキッドdAppsステーキング & $ALGMステーキング – Alex:
大規模清算リスクに対する調査の結果、リスクパラメーターの自動追跡システムを導入するなど前半はSiO2アダプターの安全性向上に時間を費やしました。同時にリキッドステーキングv2の構造に関する主要タスクを開始、主な課題は新型の報酬蓄積型トークンです。
後半はリキッドステーキングv2のロジック、特にNFTホルダーへのディスカウントに関するロジックについて見直しを行いました。Pause関数やより正確な報酬計算などアダプターコントラクトのアップデートを行うと同時にユーザーの報酬や残高データを収集しデータの整合性を検証しました。これらの作業がリキッドステーキングの安全性、正確性、UX向上につながっていきます。
次のマイルストーン:
リキッドファーミング:
- ウェブインターフェースへ改善後の報酬システムやVaultの利用期限設定を統合
- マニュアルテストによる改修後のシステムチェック
リキッドステーキング:
- リキッドステーキングv2へのNFTホルダーへのディスカウントシステムの確認
- アダプターコントラクトの安全性向上に向けてシステムの追加実装
- ユーザーへの報酬や残高の正確性を担保するための継続的なテスト
監査:
- 安全性と信頼性に重きをおくプラットフォーマーとして$ALGMステーキング用コントラクトの監査をHashlockへ委任しました。
皆様のサポートも必要不可欠なものです。開発の進捗に期待しつつ次のアップデートをお待ち下さい!
皆様のサポートに支えられ私たちのプラットフォームはより安全で効率的且つユーザーフレンドリーなものに進化し続けています。
アルジェムについて
アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。
リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。
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