要旨:
今回はアルジェムの開発に関して大きな変化と改善が実施されました。リキッドレンディングとリキッドステーキングの開発状況について詳しく報告していきます。
スマートコントラクトの開発状況
リキッドファーミング – Danny:
前半はリキッドレンディングに関する大きな変更がありました。チーム内で議論を重ねコードの簡素化を実行したことでVaultの標準化に成功しました。全てのユーザーが公平にVaultを利用できるようになり、既存のXC20トークンと同様な取引を行える$lASTRを発行できるようになりました。重要な点としてVault終了後に$lASTRを償却してから預けている$ASTRを返還できるようになりました。今回の変更はプロダクト開発の最終段階であり徹底したマニュアルテストなどを行いUIとの調整を行っています。
後半は引き続き最終調整に時間を使いました。報酬分配システムに大きな改修を加え各ユーザーではなくVault毎のタイムスタンプを利用することでより効率的なオペレーションが可能になりました。今回の変更によるUIへの影響はなく、ユーザーは今まで通りアルジェムを利用することが可能です。リキッドレンディングの効率や信頼性を高めるため今後も改善を続けていきます。
リキッドdAppsステーキング & $ALGMステーキング – Alex:
SiO2アダプターの監査が完了しアダプターコントラクトの信頼性がより高まりました。現在は修正後のコントラクトに対する厳しい動作確認を行っています。Reward-bearing tokens(報酬蓄積型のトークン)を用いたリキッドステーキングv2の技術デザインもすでに準備されています。プロトコル開発を進めるにあたって様々なタスクを用意していますが、その一つにディスカウント管理システムがあります。このシステムが実用化されるとera毎にディスカウントのキャッシュバックを配布できるようになりユーザーの利益や利用頻度の向上に繋がると考えています。
後半はSiO2アダプターのローンチに向けた準備に集中し清算の挙動テストなどを行いました。清算を行ったユーザーへは報酬が渡されます、またSiO2の安定稼働にも非常に大事な機能となります。
SiO2アダプターコントラクトの安全性強化のためオーナーシップをマルチシグウォレットに移しました。この行動により将来の危機回避に繋がりより高い安全性を実現しました。
次のマイルストーン:
リキッドファーミング:
- 修正したプロトコルをUIに組み入れる
- 徹底したマニュアルテスト
リキッドステーキング:
- ディスカウント管理システムの実用化
- Reward-bearing tokensを軸としたリキッドステーキングv2の開発継続
$nASTRファーミング:
- SiO2アダプターのテスト完了とローンチ
安全、効率的且つユーザーフレンドリーなプロダクト提供に向け日々改善を行っています。皆様のサポートも必要不可欠なものです。開発の進捗に期待しつつ次のアップデートをお待ち下さい!
アルジェムについて
アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。
リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。
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