要旨:
今年最初の2週間はリキッドファーミングプロトコルの強化とdAppsステーキング v3 に向けたリキッドステーキングのアップデートに注力しました。具体的にはテストフレームワークの改善、コードの整理、および後続のテストフェーズの準備です。詳細を以下で説明していきます。
スマートコントラクトの開発状況
リキッドファーミング – Danny:
前半はプロジェクトをFoundryフレームワークへ移行する作業を行いました。これによりTypeScriptとSolidityの往来が不要となりテスト効率を改善することができました。コントラクトへライブラリーを加えることでルーターやLP周りのコード重複を防ぐこともできました。また、ヘルスファクター計算方法のアップデートやAPR機能付きのファーミングトークンも導入されました。これらの改善により整然且つ効率的なコードベースが実現しました。
後半は自動テストを更に改善し、リキッドファーミングにおける$ALGM報酬計算の精度向上を図りました。スクリプトは更新され、承認・類似する呼び出しの集中化も行いました。さらにバグの修正、コードのフォーマットと可読性の改善によりブロックエクスプローラーや他プラットフォームで共有し易くなりました。
リキッドdAppsステーキング & $ALGMステーキング – Alex:
前半は近くv3へアップデートが行われるdAppsステーキングに対するリキッドステーキング v1.5の対応に焦点を当てました。Astarチームと詳細確認後dAppsステーキングと関連するコントラクトの修正を行いアップデートに向けた基本的な準備が整いました。
修正したコントラクトはShibuyaでデプロイを行いdAppsステーキング v3に対するデータ収集と様々な承認作業のテストを行いました。次週はテスト完了と監査の開始を予定しており、アップデートが滞りなく進むように準備を進めています。
次のマイルストーン:
リキッドファーミング:
- 自動テストを洗練: $ALGM報酬を正確に計算できるように自動テストを継続的に改善する。
- コードのフォーマットと可読性: コードのフォーマットと可読性の向上に焦点を当て、今後のコラボや共有に活かす。
- NFT保有者対象のリキッドファーミングテスト: Algemantis NFT 保有者へリキッドファーミングテストネットの早期アクセスを実施し、早期利用の機会を提供する。
リキッドステーキ:
- テストフェーズの終了: Shibuyaで行ったリキッドステーキングコントラクトのテストフェーズを完了させ、dAppsステーキング V3へ滞りなく移行できるか確認する。
- 監査の準備: アップデートに伴い高いセキュリティと信頼性の確保に向けコントラクトの監査をお願いする。
Algemは堅牢でユーザーフレンドリーなプロダクトを提供するというコミットメントに基づき、これらの改善作業に力を入れています。
またこのような努力を継続して行うことができているのは皆様の継続的なサポートによるものであり、非常に感謝をしております。
アルジェムについて
アルジェムはアスターネットワーク上に構築されたdAppで、リキッドステーキングとリキッドレンディングという2つの主要機能を開発・提供しています。これら2つのソリューションにより、$ASTRホルダーは保有資産を最大限活用することが可能になります。
リキッドステーキングとリキッドレンディングを活用することで、ユーザーは資金運用効率を高めネットワーク内の流動性が高まることでアスターネットワークとポルカドットの持続的な成長をサポートしていきます。
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